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男の背中 パート2 |
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レンチを手に愛おしそうにマシンの調整をする 笑顔の白髪のおじさんが曰く。
「ナットの締め加減でも曲げ寸法は変るもんさ」 「こういう所にも気を遣わないとダメだ!」
長年のキャリアから我々に適切なアドバイスをしてくれる。 本当に定年を迎えられるのが残念でなりま・・・・ おや!・・・よく見れば、ウチの社長ではありませんか(笑)
この画像は、新しくご依頼頂いた製品の特殊段付けの製法について 社長自らが現場に来て、リーダーと一緒にテストをしているところです。 リーダが写っていない?恥かしがり屋なので逃げてしまいました(笑) 「どうして社長がレンチを手にしているのか?やらせればいいのに・・・」 そんなふうに思った方は多いと思いますが、それは社長の拘りなんです。 机の上で考えたものが現場でどんなふうになるのか?自分の手で 試さないと気が済まない性分なんです。(ガンコっていうのかな?) 時には、たった1枚の鉄板を曲げるのに1時間も2時間も付き合わされる事もある。 なぜ?そこまで拘るのか?私たち社員はそう思ってしまうのですが、 社長に言わせれば「そこまで拘らないといい製品なんて出来っこない!」 マシンを最良の状態にセッティングして、材料の寸法(特に板厚)も測ったり、 もう一度、図面と照らし合わせてケガキが正しいか?確認してから マシンのペダルを踏むべきだ!」と熱く私たちに語りかけてくる。 それがテストの時になれば、なおさらです。「大板から数枚のテストピースを 取り出す時でも場所によっては若干、板の性格が変ってくる。 青いのもあれば、黒いのもあるし、板が薄い所、厚い所と取り出す条件で 変ってくる。君たちはそれを誤差として片付けてしまうが、それじゃー、 その誤差でどれだけ曲げに影響するかを確認した人がいるかな?」
・・・・確認した事はない。
今まで「曲げならマゲテックだね」とお客様からお褒めの言葉を頂いたのは この執念にも近い社長の「曲げ」に対しての情熱があったからだと思います。
この背中から私たちは「曲げ技」のDNAを授かろうと思います。
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